コンサータについて
ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状とコンサータの効果
ADHDは脳の機能の発達・成熟に偏りが生じた結果症状が現れると考えられています。
コンサータ錠は脳の神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)の働きを活性化させることでADHDの症状である不注意、多動・衝動性などの症状を改善する働きがあります。
薬の成分は少しずつ放出される構造となっており、朝1回服用することで約12時間効果が続くようにできています。噛んだり砕いたりするなどして服用することは副作用や期待される効果が得られないため避けてください。
ADHDの特徴※当院ではその他のADHDの治療薬としてストラテラ、インチュニブ、ビバンセなどの処方を行っております。
コンサータの登録について
注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬に用いられるコンサータの処方は不適正な使用を防ぐため2019年12月より登録制となりました。登録は重複して出来ず、登録の際には身分証明、薬物乱用歴の有無、第三者からの情報もしくは情報源(通知表、連絡帳、母子手帳など。20歳未満の方は親(代諾者)の同伴、署名)が必要であり、登録された情報は個人情報の保護に関する法律に定める情報として管理されます。
副作用について
お薬は人により目的の効果以外の作用を引き起こすことがあります。気になる症状が現れた場合には早めに主治医に相談をしてください。就学児の場合は学校関係者から協力を得、学校内での状態も把握しましょう。
食欲の低下:特に昼食をあまり食べなくなる場合がありますので、特にお子様の場合は栄養を補う工夫や周囲の理解が必要となります。
不眠:服用時間の調整などで改善する場合があります。
その他:頭痛、腹痛、体重減少、悪心、チックなど
※ご注意
内科的な疾患、薬物使用歴やその他の既往歴がある場合、処方出来かねる場合がございます。
他の処方を受けている方は相互作用の恐れがある為医師にお伝えください。
服薬開始後体調に変化などがあった場合は速やかに医師へご相談ください。
当院では薬物療法のみならず、精神療法(カウンセリング)も行っております。
ADHDでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。